「尊?どうしたんですか?」


本を読んでいたのか、片手に本を持っていた翠がこちらに気づき、私を呼ぶ。



『..リビングに居なかったから....探してみた。』


「それは嬉しいですね。こちらに来ますか?」



『....うん。』


ベッドの上で読んでいた翠の隣に駆け寄る。