俺と恋をしませんか?



真面目な恋愛ってなんだ?

そもそもなんで俺はこの2か月彼女を作らなかったんだっけ?


そんなことを考えながら帰っていると、目の前に同じ制服を着たカップルが。


「あのさ、この間のDVDあるじゃん?昨日の夜に友達がうちに来てふざけてたら割れたんだけど」

悪びれた様子もなく男はスマホをいじりながら言う。


「え、それってレンタル……」

「うん。だから弁償とかしなきゃいけねーのかなって。マジでめんどいわ。どうしたらいいと思う?」

質問というよりは〝分かってんだろ〟って感じの目。


「……じゃあ、私が弁償しとくよ」

そのクズ野郎の彼女である菅原はまた作り笑い。


あー、どうしよう。マジでイライラするわ。


「サンキュ。佑奈は本当に分かってるよね。今日の昼は怒鳴ってごめんな」

「う、ううん。べつに……」

すると男は菅原の頭に手を置いて、まるで手懐けるように撫でる。


「お前はいい彼女だよ。ちょー大好き」