何とか見つからず教室までたどり着いたものの、これから先どうしろと言うのだろう。 そもそもなぜ小林さんがこの学校に…。 成績優秀は優秀だったとはいえ、こんな偶然があるものか。 しかも私と彼女が同じ学校だなんて。 信じられない、信じたくない。 窓の外を見ると、今にも雨を降らせそうな雲が、空を覆っていた。 はあ… とため息を一つついた。 「なんでため息ついてんのー」