「はい、眠たいのは分かるけど、ちゃんと 俺の話も聞いてー」 今日は大切な発表がある。 「今から、転校生を紹介する。別室に居るから、三役と俺で迎いに行くから、静かに待ってろよ。」 三役の椅子をひく音と、転入生と聞いた生徒のざわめきが教室を満たした。 転校生と聞いただけで、寝てた奴も目がパッチリ開いてる。 (まだまだ、子どもだなぁ) と言う俺も、色々事情があって、顔を合わせるのは初めてだった。