ゴールしてすぐに駆け寄ってきたのは小野さんで、その目は潤んでいた。
「…小野さん、ごめんね」
順位になんかこだわっていなかったのに、なんでかな、無性に悔しかった。
「謝るのはわたしの方だよ。わたし、焦っちゃって全然だめだったもん…」
小野さんはしゅんとしながら「ごめんね」と言った。
クラスの応援席に戻ると、佐久田くんが笑顔で迎えてくれた。
「夢希すごかったな!小野さんがコケなきゃ1位だったんじゃね?」
「ロウそれ言いすぎー(笑)」
嫌味のない佐久田くんの言葉にどっと笑いが起こって、小野さんが「えへへ」と笑った。
「ホント、わたしが転ばなきゃ1位だったね」
そう言いながらも、小野さんはもう引きずってはいないみたいで、笑顔は明るかった。
パチ…
パチパチ…
「え……」
パチパチパチ……!
どこからともなく聞こえてきた拍手が、どんどん大きくなる。
「…小野さん、ごめんね」
順位になんかこだわっていなかったのに、なんでかな、無性に悔しかった。
「謝るのはわたしの方だよ。わたし、焦っちゃって全然だめだったもん…」
小野さんはしゅんとしながら「ごめんね」と言った。
クラスの応援席に戻ると、佐久田くんが笑顔で迎えてくれた。
「夢希すごかったな!小野さんがコケなきゃ1位だったんじゃね?」
「ロウそれ言いすぎー(笑)」
嫌味のない佐久田くんの言葉にどっと笑いが起こって、小野さんが「えへへ」と笑った。
「ホント、わたしが転ばなきゃ1位だったね」
そう言いながらも、小野さんはもう引きずってはいないみたいで、笑顔は明るかった。
パチ…
パチパチ…
「え……」
パチパチパチ……!
どこからともなく聞こえてきた拍手が、どんどん大きくなる。



