もっと頭を使えよ…そう思いながらふぅっと息を吐き出した時、
「……ありさに」
躊躇いがちに発せられたロウの言葉に、俺は一瞬凍りついた。
俺らの間でありさの名前が出たのは、あの日以来だったから。
「は…まさか、ありさと夢希がか?全然似てないし。やめろよ」
俺は何とか平常心を保ちながら、言葉を返した。
「そうかな〜。確かにどこがって聞かれると困るんだけど、似てる気がしてさぁ」
俺の心中なんか知りもしないで、ロウは歩道の石を蹴りながら、俺の少し前を軽快に歩いていた。
「だからかな、放っておけない感じ」
「…」
ありさは、ひとりしかいないんだ。
夢希なんかと一緒にしないでほしい。
それに俺はーーーロウ、お前を許した訳じゃないんだ。
どうしても許せないんだ……。
どれだけ時が経とうと、忘れることはないんだ。
ロウは、右手で首の後ろを触っていた。
「ロウ…?」
「……ありさに」
躊躇いがちに発せられたロウの言葉に、俺は一瞬凍りついた。
俺らの間でありさの名前が出たのは、あの日以来だったから。
「は…まさか、ありさと夢希がか?全然似てないし。やめろよ」
俺は何とか平常心を保ちながら、言葉を返した。
「そうかな〜。確かにどこがって聞かれると困るんだけど、似てる気がしてさぁ」
俺の心中なんか知りもしないで、ロウは歩道の石を蹴りながら、俺の少し前を軽快に歩いていた。
「だからかな、放っておけない感じ」
「…」
ありさは、ひとりしかいないんだ。
夢希なんかと一緒にしないでほしい。
それに俺はーーーロウ、お前を許した訳じゃないんだ。
どうしても許せないんだ……。
どれだけ時が経とうと、忘れることはないんだ。
ロウは、右手で首の後ろを触っていた。
「ロウ…?」



