「あたしは、イルカショーを見に行く途中だったんだけど……」
「迷子か(笑)?」
「ちが……!」
「あはは、相変わらずだな夢希は」
焦るあたしをからかうリョウくんが、楽しそうに見えた。
思えばこんなやりとりも久しぶりだと感じるくらい、リョウくんとは疎遠になっていて。
彼氏彼女という関係は、すっかり肩書きだけになってしまっていた。
「座るか?」
「うん」
リョウくんの隣に座り、目の前で泳ぐイルカたちを見つめる。
「俺…ダメなんだよな〜水族館」
ありさちゃんが、亡くなった場所だから……。
「…うん、知ってる」
「……」
リョウくんは少し目を見開いた後で、
「ロウのやつ…」
と言って、舌打ちをした。
「リョウくんは、」
あたしは、避けちゃいけない…。
リョウくんと向き合い、自分自身と向き合うーーー簡単なことではないけど、避けない、逃げないと決めた。
「迷子か(笑)?」
「ちが……!」
「あはは、相変わらずだな夢希は」
焦るあたしをからかうリョウくんが、楽しそうに見えた。
思えばこんなやりとりも久しぶりだと感じるくらい、リョウくんとは疎遠になっていて。
彼氏彼女という関係は、すっかり肩書きだけになってしまっていた。
「座るか?」
「うん」
リョウくんの隣に座り、目の前で泳ぐイルカたちを見つめる。
「俺…ダメなんだよな〜水族館」
ありさちゃんが、亡くなった場所だから……。
「…うん、知ってる」
「……」
リョウくんは少し目を見開いた後で、
「ロウのやつ…」
と言って、舌打ちをした。
「リョウくんは、」
あたしは、避けちゃいけない…。
リョウくんと向き合い、自分自身と向き合うーーー簡単なことではないけど、避けない、逃げないと決めた。



