「夢希」
「夢希ちゃん…」
居ても立っても居られなくなったあたしは、お父さんとお母さんの前に出ていた。
「たまたま来たら、話…聞こえて」
「そう…」
いつもにこにこほわほわしているお母さんが、今は伏し目がちだった。
「また、引っ越すの……?」
「…そうだな」
お父さんのその一言が、あたしを突き落とす。
"次、もしまた転校することになっても、夢希は大丈夫だから"
「……」
"どこにいても、オレがいるから。離れても変わらないって言っただろ?運命共同体だからな(笑)"
何が大丈夫なの……?
どこにいてもオレがいる、って…ありえないよそんなの。
離れたら疎遠になって、いずれは音信不通になるーーーあたしはそれを、身をもって経験しているのだから。
また転校して、また一からなの……?
明日は、入学式なんだよ。
「あたし……」
すごく、楽しみなの。
「夢希ちゃん…」
居ても立っても居られなくなったあたしは、お父さんとお母さんの前に出ていた。
「たまたま来たら、話…聞こえて」
「そう…」
いつもにこにこほわほわしているお母さんが、今は伏し目がちだった。
「また、引っ越すの……?」
「…そうだな」
お父さんのその一言が、あたしを突き落とす。
"次、もしまた転校することになっても、夢希は大丈夫だから"
「……」
"どこにいても、オレがいるから。離れても変わらないって言っただろ?運命共同体だからな(笑)"
何が大丈夫なの……?
どこにいてもオレがいる、って…ありえないよそんなの。
離れたら疎遠になって、いずれは音信不通になるーーーあたしはそれを、身をもって経験しているのだから。
また転校して、また一からなの……?
明日は、入学式なんだよ。
「あたし……」
すごく、楽しみなの。



