転校する度に自己紹介をさせられ、珍しがられ、それが嫌で嫌で反発するようになってーーー。
ひねくれていただけの、あたし。
「ありがとう…だなんて、」
あたしには、もったいない。
「ほらほら夢希ちゃん、泣いてたらいい顔できないよ?」
「あはは……そうだね…」
泣くなんてーーーそう思っていたあたしだったのに……。
こういう涙は、悪くないもんだと思った。
「あ、そろそろグラウンドに行かなきゃね」
ひとりの女子の言葉に、まだ残っているクラスメイトが反応する。
もう半分以上はグラウンドに行ったようで、生徒の少なさに教室内は少し寂しい雰囲気だった。
「…」
ふと、男子の輪の中にいるロウと目が合って……やっぱりあたしの胸はとくんと鳴ってしまうんだ。
そのロウが、こっちに、歩いて…来た。
「夢希が、作ったんだからな」
「えーー」
すれ違いざまにそれだけ言うと、ロウは教室から出て行ってしまった。
ひねくれていただけの、あたし。
「ありがとう…だなんて、」
あたしには、もったいない。
「ほらほら夢希ちゃん、泣いてたらいい顔できないよ?」
「あはは……そうだね…」
泣くなんてーーーそう思っていたあたしだったのに……。
こういう涙は、悪くないもんだと思った。
「あ、そろそろグラウンドに行かなきゃね」
ひとりの女子の言葉に、まだ残っているクラスメイトが反応する。
もう半分以上はグラウンドに行ったようで、生徒の少なさに教室内は少し寂しい雰囲気だった。
「…」
ふと、男子の輪の中にいるロウと目が合って……やっぱりあたしの胸はとくんと鳴ってしまうんだ。
そのロウが、こっちに、歩いて…来た。
「夢希が、作ったんだからな」
「えーー」
すれ違いざまにそれだけ言うと、ロウは教室から出て行ってしまった。



