「リョウはこの先も、一生オレのことを許さない。今でもありさのことを…想っているだろうから」
ロウは、リョウくんの彼女であるあたしの顔は見ないで、そう告げた。
やっぱりあたしは、ありさちゃんの代わりでしかないのかな…。
ロウはそれをわかっていたから、「気を許すな」なんてあたしに言ったのかもしれない。
「わかっただろ、全部…オレが悪いんだ。オレが連れ出さなきゃ、ありさは死なずにすんだかもしれないんだ…!夢希に、偉そうなこと色々言ったりしたけど、オレが、ありさを殺しーー」
ロウの話を聞いている間、あたしは何も言えなかったけど、気が付けば手のひらでロウの口を塞いでいた。
これ以上、聞いていられなかった。
「ロウ…」
目を丸くしてあたしを見つめるロウのその目からは、涙が流れていた。
「ずっとひとりで…辛かったね」
こんなにも辛いことを背負っているのに、いつもあたしのことを気にかけてくれていた…。
「あたしたちは、運命共同体なんでしょ?だから、大丈夫…だよ」
今度は、あたしがロウの荷物を減らす番ーーー…。
ロウは、リョウくんの彼女であるあたしの顔は見ないで、そう告げた。
やっぱりあたしは、ありさちゃんの代わりでしかないのかな…。
ロウはそれをわかっていたから、「気を許すな」なんてあたしに言ったのかもしれない。
「わかっただろ、全部…オレが悪いんだ。オレが連れ出さなきゃ、ありさは死なずにすんだかもしれないんだ…!夢希に、偉そうなこと色々言ったりしたけど、オレが、ありさを殺しーー」
ロウの話を聞いている間、あたしは何も言えなかったけど、気が付けば手のひらでロウの口を塞いでいた。
これ以上、聞いていられなかった。
「ロウ…」
目を丸くしてあたしを見つめるロウのその目からは、涙が流れていた。
「ずっとひとりで…辛かったね」
こんなにも辛いことを背負っているのに、いつもあたしのことを気にかけてくれていた…。
「あたしたちは、運命共同体なんでしょ?だから、大丈夫…だよ」
今度は、あたしがロウの荷物を減らす番ーーー…。



