「あれ?夢希の母さん?」
「……」
ロウも気づいたようで、そのロウの声に振り向いたお母さんも、当然あたしたちに気づいたのだった。
「あら夢希ちゃん…と、佐久くんだったかしら。何で2人でこんなところに……あらあら、あなたたちそういうことなの?まぁ〜いいわねぇ」
「…」
いやだお母さんってば、勝手に変な想像して勘違いしてない?
それにロウの名前だって、佐久じゃなくて佐久田だし。
相変わらずロウに失礼なんだから…。
「ごめん…ね」
あたしはロウだけに聞こえるように、小さく言った。
ロウは「大丈夫」と言うようにあたしに目配せをしてから、
「オレ、夢希を送ってきただけだから。これで帰ります」
「あらそうなの?おいしいケーキ買ってきたんだけど、食べていかない?」
「ちょっとお母さん…!」
お願いだから、そういうのやめて。
「じゃあーー」
えーーー。
「……」
ロウも気づいたようで、そのロウの声に振り向いたお母さんも、当然あたしたちに気づいたのだった。
「あら夢希ちゃん…と、佐久くんだったかしら。何で2人でこんなところに……あらあら、あなたたちそういうことなの?まぁ〜いいわねぇ」
「…」
いやだお母さんってば、勝手に変な想像して勘違いしてない?
それにロウの名前だって、佐久じゃなくて佐久田だし。
相変わらずロウに失礼なんだから…。
「ごめん…ね」
あたしはロウだけに聞こえるように、小さく言った。
ロウは「大丈夫」と言うようにあたしに目配せをしてから、
「オレ、夢希を送ってきただけだから。これで帰ります」
「あらそうなの?おいしいケーキ買ってきたんだけど、食べていかない?」
「ちょっとお母さん…!」
お願いだから、そういうのやめて。
「じゃあーー」
えーーー。



