「……」
あれ……スマホがないーー?
カバンの中も探したけど、やっぱりどこにも見当たらなかった。
「リョウくんちかな…」
それしか考えられなかったあたしは、仕方なく来た道を戻るしかなかった。
歩くこと15分強、やっとリョウくんの家の前まで来たあたしは、インターホンを押そうと指を伸ばしたその時ーー、
「…!」
「ぉわッ⁈」
突然、玄関のドアが開いて……目の前に、青空が…広がる。
「ロ、ウ……?」
「夢希ーー」
そしてほぼ同時に呼び合う、お互いの名前。
「え?夢希?帰ったんじゃーーー」
ロウの声につられるようにリョウくんがひょこっと顔を出して、あたしは気持ちが締まるのを感じた。
「あ、えと…スマホを忘れちゃったみたいで。それで、戻ってきたの」
「そうなのか?ちょっと見てくるから待ってろよ?」
あれ……スマホがないーー?
カバンの中も探したけど、やっぱりどこにも見当たらなかった。
「リョウくんちかな…」
それしか考えられなかったあたしは、仕方なく来た道を戻るしかなかった。
歩くこと15分強、やっとリョウくんの家の前まで来たあたしは、インターホンを押そうと指を伸ばしたその時ーー、
「…!」
「ぉわッ⁈」
突然、玄関のドアが開いて……目の前に、青空が…広がる。
「ロ、ウ……?」
「夢希ーー」
そしてほぼ同時に呼び合う、お互いの名前。
「え?夢希?帰ったんじゃーーー」
ロウの声につられるようにリョウくんがひょこっと顔を出して、あたしは気持ちが締まるのを感じた。
「あ、えと…スマホを忘れちゃったみたいで。それで、戻ってきたの」
「そうなのか?ちょっと見てくるから待ってろよ?」



