急に涼しくなったあたしは、静かにロウの腕から手を離した。
なんでわざわざ、閉会式どうする?なんて聞いてきたんだか…期待させないでよ。
「……」
期待ーーー、期待……したの?
なにを?
「閉会式なんか…別にどうでもいいけどな」
「え……?」
風が、葉を揺らして…ザワザワと音を立てていた。
でも本当は、あたしの心の中から聞こえる音だったのかもしれない。
「でも行かなきゃな。後でまっすーに怒られるわ」
そう言った後で空を見ながら、ロウは笑ったーー。
「…」
なんであたしも…どうでもいい、って言わなかったんだろう…。
そんな小さな後悔を、あたしはしばらく拭えないでいた。
「なぁ夢希」
いったん校舎を出て体育館へ続く通路を歩いていると、ロウの声が穏やかに触れた。
なんでわざわざ、閉会式どうする?なんて聞いてきたんだか…期待させないでよ。
「……」
期待ーーー、期待……したの?
なにを?
「閉会式なんか…別にどうでもいいけどな」
「え……?」
風が、葉を揺らして…ザワザワと音を立てていた。
でも本当は、あたしの心の中から聞こえる音だったのかもしれない。
「でも行かなきゃな。後でまっすーに怒られるわ」
そう言った後で空を見ながら、ロウは笑ったーー。
「…」
なんであたしも…どうでもいい、って言わなかったんだろう…。
そんな小さな後悔を、あたしはしばらく拭えないでいた。
「なぁ夢希」
いったん校舎を出て体育館へ続く通路を歩いていると、ロウの声が穏やかに触れた。



