「運命共同体なんだろ(笑)?」
さっきあたしが言ったことを逆手に取られ、もう後には引けなかった。
「ロウ……って、呼べばいいんでしょ」
「よし、合格!」
恥ずかしすぎてちらりとしか見れなかったけど、佐久……違った、ロウは、嬉しそうに見えた。
そしてあたしは、全身に溜まった熱を放出できないままでいた…。
時おり吹いてくる風に洗われても、それは変わらなかった。
あたしーーー…。
「閉会式、どうする?」
「…」
そんな笑顔で、あたしを見ないで。
「行かないとリョウが心配するぞ?」
閉会式なんかどうでもいいーーそう思っていたあたしの胸に、チクリと何かが刺さったようだった。
"夢希は、リョウの彼女だ"
「そう…だよね」
佐…ーーーロウの言葉を、思い出した。
たまに、ロウは人の心の中がわかるんじゃないかと思う時がある。
さっきあたしが言ったことを逆手に取られ、もう後には引けなかった。
「ロウ……って、呼べばいいんでしょ」
「よし、合格!」
恥ずかしすぎてちらりとしか見れなかったけど、佐久……違った、ロウは、嬉しそうに見えた。
そしてあたしは、全身に溜まった熱を放出できないままでいた…。
時おり吹いてくる風に洗われても、それは変わらなかった。
あたしーーー…。
「閉会式、どうする?」
「…」
そんな笑顔で、あたしを見ないで。
「行かないとリョウが心配するぞ?」
閉会式なんかどうでもいいーーそう思っていたあたしの胸に、チクリと何かが刺さったようだった。
"夢希は、リョウの彼女だ"
「そう…だよね」
佐…ーーーロウの言葉を、思い出した。
たまに、ロウは人の心の中がわかるんじゃないかと思う時がある。



