15歳、今この瞬間を

「夢希、次はあっち。文化部の展示があるから」

「うん」

棟を移動した先にある美術室には、これまた巨大なステンドグラスがあって、陽の光を浴びてキラキラときれいすぎるほどだった。

「…」

あたしは、静かにその横顔を盗み見た。

だってーー……。

「ーーん?」

「ご、ごめんっ!何でもないから……っ」

「なに謝ってんだよ、変なやつ(笑)」

似ていたから……。

佐久田くんの笑顔に、似ていたからーーー…。

キラキラと輝いていて、それでいて朗らかで、そこからはあたたかな匂いがしてくるようでーーそんな佐久田くんの笑顔は、とても心地良いものなんだ。

「……」

いつからだろう……こんな風に思うようになったのは。


いつから……。

最初から、かもしれない。

笑顔がとても印象的で、でもたまに…たまにだけど、真剣な表情で訴えてくることもあって、その度にハッとさせられてきたのは、あたし……。