懲りずにあたしを呼び続ける佐久田くんの声が、突っ伏した頭の後ろから入ってくる。
なぜだろう…心地良い声だった。
「井上さーん。夢希ちゃーん。ゆーきー」
まだ諦めない佐久田くんに降参したわけじゃないけど、あたしは一言だけ言いたくて頭を上げた。
「夢希って呼ばないで」
「え…」
佐久田くんは呆気にとられているけど、そんなことは関係ない。
あたしは自分の名前がキライだから呼ばないでほしい、それだけのこと。
あたしは再び机に突っ伏して、外の世界を遮断した。
それなのに、
「ねぇ、オレ何かしたー?」
「……」
「夢希ー?ゆーきーちゃーん」
真っすぐなその声は、迷わずあたしに降りそそぐ。
シカトしながら様子を伺うあたしの耳に、もうひとりの知ってる声が入ってきた。
「ロウどうした?」
菊谷くんだ。
なぜだろう…心地良い声だった。
「井上さーん。夢希ちゃーん。ゆーきー」
まだ諦めない佐久田くんに降参したわけじゃないけど、あたしは一言だけ言いたくて頭を上げた。
「夢希って呼ばないで」
「え…」
佐久田くんは呆気にとられているけど、そんなことは関係ない。
あたしは自分の名前がキライだから呼ばないでほしい、それだけのこと。
あたしは再び机に突っ伏して、外の世界を遮断した。
それなのに、
「ねぇ、オレ何かしたー?」
「……」
「夢希ー?ゆーきーちゃーん」
真っすぐなその声は、迷わずあたしに降りそそぐ。
シカトしながら様子を伺うあたしの耳に、もうひとりの知ってる声が入ってきた。
「ロウどうした?」
菊谷くんだ。



