あたしはそれを、しゃがんで拾おうとしたーーー…。
「夢希ってもしかしてドンくさいのか?」
そしたら、あたしの目の前で可笑しそうに笑いながら、同じようにシャーペンを拾おうとした人がいた……。
「ち…ちが……!」
きちんと否定もできず奪い取るようにシャーペンを拾うと、さっさと立ち上がったあたし。
触れた指先が、トクトクと音を立てる。
佐久田くんと触れた指先が、トクトクとーーー……。
「じゃあさっさとメモって次行こうぜ」
佐久田くんは、メモ帳の上でさらさらと滑らかにシャーペンを動かした後、あたしの顔を見て言った。
「…わ、わかってるよ」
言ってからあたしは、すぐに目をそらしたーー。
文字が上手く書けなかったのは、指先が…トクトクと音を立てていたから。
それから1年生の作品をもうひとクラス見て、2年生の作品もいくつか見て回った。
巨大な粘土作品や写真を展示しているクラスもあれば、今流行りの黒板アートを展示しているクラスもあった。
「夢希ってもしかしてドンくさいのか?」
そしたら、あたしの目の前で可笑しそうに笑いながら、同じようにシャーペンを拾おうとした人がいた……。
「ち…ちが……!」
きちんと否定もできず奪い取るようにシャーペンを拾うと、さっさと立ち上がったあたし。
触れた指先が、トクトクと音を立てる。
佐久田くんと触れた指先が、トクトクとーーー……。
「じゃあさっさとメモって次行こうぜ」
佐久田くんは、メモ帳の上でさらさらと滑らかにシャーペンを動かした後、あたしの顔を見て言った。
「…わ、わかってるよ」
言ってからあたしは、すぐに目をそらしたーー。
文字が上手く書けなかったのは、指先が…トクトクと音を立てていたから。
それから1年生の作品をもうひとクラス見て、2年生の作品もいくつか見て回った。
巨大な粘土作品や写真を展示しているクラスもあれば、今流行りの黒板アートを展示しているクラスもあった。



