夢を叶えた、その日まで。



「んっ、透里っ、ふぁ、んんっ……」



「っ、冬香っ……!」



初めてのあの時とは、違うキス。



心の底からお互いを求め合うような、そんなキス。



溢れ出る涙を拭いもせず、観覧車が降りてしまうまで、ただただお互いを求め続けた。



「……透里。」



「っ、冬香……」



それでもやっぱり、時は残酷で。



観覧車はどんどん地上に近づいていって、やがて、地上と同じ高さになってしまった。