夢を叶えた、その日まで。



私たちの気持ちはずっと変わらなくて、ずっと一緒にいられるんだって、本気で思っていた。



実際、気持ちはあの頃から全然変わっていない。



むしろ、あの時よりも大きな気持ちになっている。



でも、現実は厳しい。



気持ちだけでは、どうにもならないことだってあるんだ。



「ねえ、透里。」



「……ん?」



だからせめて、伝えたい。



私の、心からの言葉を。



「私、本当に透里が大好き。

透里の夢を心から応援してる。

だからさ、透里も、私のこと応援しててよ。

少しでもいいから、私のこと、覚えてて。」



それを聞いた瞬間に、立ち上がる透里。



「当たり前だろっ!

俺だって、お前を愛してる!

お前といられるなら、俺の夢なんか捨てたっていいとも思った!

でも、お前にも夢があるから。

俺らは、お互いに応援しあうべきなんだって思った。

覚えてるよ、絶対!

忘れられるわけない!

初めて、本気で愛した女なんだから!」



そう言って、私にキスをした。