その日が、今日。 だから、本当に今日が最後。 今はもう夕方で。 この観覧車を降りたら、私たちはもう、彼氏彼女の関係じゃない。 時が止まってほしい。 本気でそう思った。 でも、現実はそう甘くなくて。 ゆっくり、しかし確実に、観覧車は上へ上へと、進んで行く。 たぶん、あと一分もしないうちに、頂上だ。 ……私たちが、初めてキスをしたところ。 あの時は、想像もしなかった。 透里との別れが来るなんて。