それだけは、絶対に嫌だった。 …だから私は、透里に別れを告げた。 私が彼に着いていくという手もあった。 でも、私にもやりたいことがあるから。 この町で、親の会社を引き継ぎたい。 決して大きな会社というわけでは無いけれど、幼い頃から、父と母の頑張る姿に憧れていた。 私も、もっと会社を良くしていきたいと思った。 だから、私はこの町に残る。 お互いの夢を叶えるために、透里とはお別れをしなくてはならない。