夢を叶えた、その日まで。




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「確かに、カメラマンになりたいし、そのために東京のカメラマンさんのアシスタントとして勉強したい。

そう思ってる。

でも、冬香を置いて東京に出ることなんて、俺には出来ない。」



以前、透里が彼の友だちにそう話しているのを、私はたまたま聞いてしまった。



私が、透里の重荷になっている。



そう気づいた時、ショックだった。



お互いを高めあえる関係を築くことが出来ていると、思っていたから。



でも、私がいたら、彼はやりたいことが出来ず、こんな田舎に縛られたまま、時間を無駄にしてしまう。



私が、透里の将来を邪魔してしまう。