悠side

朝日で目を覚まし
隣を見るといるはずの紗奈がいない。

カーテンが風でヒラヒラと舞い
朝日を部屋に入れていた。

「紗奈。風邪ひくよ」

ベランダで空を見ている紗奈のそばに行った。

「悠くん。おはよ」

今日も彼女はここにいる。
隣で笑ってくれている。