「次のバスに乗るね」
彼女が言った。

三ヶ月前に見たときより少しお腹が膨らんでいて、冬の重ね着でも妊娠してることが分かった。

きっとユカが小柄なせいもあるんだろう。


「…カゼひかないようにな」

自分に言える精一杯の言葉だった。

だけどどうしても顔を見て言えなかった。

顔を見たらまた感情が抑え切れなくなることも分かってた。


「ハヤトも元気でね…」

「…あぁ」

-時は三ヶ月前にさかのぼる-