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どこに行くのかと思えば、屋上ですか!
確かに、朝から屋上に行く人なんていないけど……
「あ、そういえば、君の名前なに?」
どうでもよくないか?
私の名前知ったところで、なにもないよね?
でも、めんどくさいから一応言っておくか……
「……相原鈴です。」
「鈴ちゃんか、かわいい名前だね。」
この口の上手さで、こいつに落ちる女子はどんだけいるのだか。
「ありがとうございます。」
「上履きの色、赤だから2年生だよね?」
そうですが。ついでに、クラスも2組のこいつと2クラス離れた4組ですがなにか!?
「……もしかして、鈴ちゃん僕のこと嫌い?」
あら、ばれてたわ。ハハハ。
ま、いっか。どうとでもなれ!
「オブラートに言って嫌いです。」
「そっかそっか~」
え、なにこの人。嫌いって言われて笑っているんだけど……
「なんで嫌いなの?」
「……王子様キャラだからです。話し方と笑い方、すべてが不快です。」
言っちゃったけど……大丈夫だよね……
……って、佐川叶多、一瞬固まったよね。
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どこに行くのかと思えば、屋上ですか!
確かに、朝から屋上に行く人なんていないけど……
「あ、そういえば、君の名前なに?」
どうでもよくないか?
私の名前知ったところで、なにもないよね?
でも、めんどくさいから一応言っておくか……
「……相原鈴です。」
「鈴ちゃんか、かわいい名前だね。」
この口の上手さで、こいつに落ちる女子はどんだけいるのだか。
「ありがとうございます。」
「上履きの色、赤だから2年生だよね?」
そうですが。ついでに、クラスも2組のこいつと2クラス離れた4組ですがなにか!?
「……もしかして、鈴ちゃん僕のこと嫌い?」
あら、ばれてたわ。ハハハ。
ま、いっか。どうとでもなれ!
「オブラートに言って嫌いです。」
「そっかそっか~」
え、なにこの人。嫌いって言われて笑っているんだけど……
「なんで嫌いなの?」
「……王子様キャラだからです。話し方と笑い方、すべてが不快です。」
言っちゃったけど……大丈夫だよね……
……って、佐川叶多、一瞬固まったよね。