「今日からここがあなたの病室よ。」
淡いピンク色の看護服を着た看護師にそう言われ当たりを見回してみる。
「また…一人部屋……。」
ポツリとそう呟く。窓は大きくて開放的だけどカーテンを隙間なくしめ完全なる個室。
もちろん太陽の光はカーテン越しで、薄暗い部屋を強い蛍光灯で部屋を照らしている。
部屋の中なのにも関わらず日焼け止めのクリームは必須アイテム。汗で流れてしまうため2時間おきに塗直す。
私は色素性乾皮症(しきそせいかんぴしょう)という病気を患っている。単純に紫外線にあたってはいけない病気だ。
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