レオンは自分の城に着くと、ニヤリと悪魔のような笑みを浮かべた。





赤いマントを背中に羽織りながら、レオンは豪華な椅子にゆっくりと腰をかけた。





ちらっと窓を見る。





……いねぇな。





リリアの姿を探すが、見つからない。





レオンの黒い瞳に映るのは、ファイポライズンの民衆たちだけ。





それにしても、結構あっけなかったな。