二階に上がっていく二人。 その階段には、赤いカーペットが敷かれている。 そして、その両脇にはいくつもの壺があった。 まぁ!あんなに小さい壺がいくつも……。 よほど、壺がお好きなのかしら? 「そうだ、リリア姫。」 ふとレオン王子に呼ばれた。