一体、なんだったのかしら。 リリアは昨日のことを思い出した。 なんでキスなんか……… リリアが考えていると、ノックの音が聞こえた。 「リリア、ちょっといい?」 「お、お兄さまっ!?え、えぇ、もちろん大丈夫です。」 こほんと小さな咳払いをしてスレクを部屋に入れる。