目の先にはリリアの大好きな兄、スレクが朝食を食べている風景が見える。 「今日はお早いのね。」 リリアが嬉しそうな顔でスレクに言う。 「あぁ、ちょっと早く起きちゃって」 スレクは苦笑しながら言った。 そこでリリアはあることに気がついた。 「あら……お兄様、私、買い物をしてくるわ。」