門をくぐりながら、そう思った。





地面の冷たさを足の裏で感じながら、城へと足を踏み入れた。





「レオン王子!メリア!どこにいらっしゃいますの〜?」





リリアの高い声が、城に響き渡る。





すると、氷の扉からメリアが顔を出した。





「あら、リリア。安心して、もう大丈夫!」





メリアの言葉の意味もよくわからずリリアが近づいていく。