「マルス王子、城へ戻りましょう。」





リリアは静かに言った。





「え、でも…」





リリアはマルス王子に微笑みを見せた。





だって、仕方ないでしょう。





きっとレオン王子は、うまくいってますわ。





でも、確信はもてない。