「いざとなったら、俺が」 「あれ?リリア?」 マルスの言葉が遮られる。 その声にリリアの体が一瞬震える。 恐る恐る声のした方を見ると、案の定メリアがいた。 「メ、メリア………」 どういう顔をしたらいいのかわからない。