「それより!メリアを追うの?追わないの?」 リリアが身を乗り出す。 見ると、メリアはもう遠くのほうにいた。 「お、追うぞ!」 「んなこと知ってるよ。」 もし、この二人が同じ国の王子だったら、絶対に世界一の国になっただろう。 そう、リリアは思ったのでした。