付き合って約半年が経過した中二の8月。忘れもしない夏休みの終わりのこと。
私はその日涼ちゃんとデートの約束をしていて、いつものように最寄りの駅で待ち合わせをしていた。
だけどなぜか、時間になっても来ない。
涼ちゃんが遅刻をするなんてことはめったになかったので、きっと何か事情があったんだろうと思いそのまま待っていた。
だけど、いくら待っても彼は来なくて。なぜか連絡もつかなくて。
念のため彼の家を訪ねてみたけれど、誰もいない。
おかしいなと思いながらも私は仕方なくそのまま家に帰ることにした。
そして家に着いてしばらくたってから、かかってきた一本の電話。
それは涼ちゃんの番号からで、電話の向こうの相手はなぜか、彼のお姉さんだった。
『涼介が交通事故にあって、ついさっき亡くなったの』



