再び亜美ちゃんのいるほうに視線をやる私。 すると、琴子がそんな私の顔をじーっとのぞき込んでくる。 「……気になるの?」 「えっ!いや……っ」 「気になるんでしょ」 「そ、そんなことないよっ」 とっさに否定してしまった。だけどもう、バレバレだ。 「ウソつけー。ほんとにー?」 「……っ」 琴子の言う通り、ほんとは気になるけど。いや、気になってしょうがないけど。 でもこんなのまるで、亜美ちゃんにヤキモチ妬いてるみたいだよね、私。 . * .