「だってお前そういう顔してただろ。あいつは人気読モでイケメンだから特別なのかよ」
なんて、急に言いがかりをつけられて、さすがに頭にカチンと来た私。
「はあぁっ!?なんなのそれ!別に私は……!」
思わずガタンと椅子から立ち上がったら、ちょうどそこにタイミング良くか悪くか玲二くんが山盛りのデザートが乗った皿を持って席に戻ってきた。
「わーちょっと!なになに?急に夫婦喧嘩勃発か?どうしたー?」
だけど私はなんだかもうイライラしてしまって、これ以上話しているのが嫌になってきて。
「もういいよっ!ごちそうさまっ!!」
まだお腹いっぱいになってもいないのに、食器が乗ったトレーを持ち上げると、そのまま逃げるように返却口へとダッシュした。
「えっ!ちょっと、ゆずちゃん!?」
後ろから聞こえる玲二くんの驚いた声。
だけどもう、いいや。知らないっ。



