言われてそこですぐに思い浮かんだのはもちろんあの咲夜くん。
たしかに、さっき彼に変なこと言われたんだった。
だけど正直あれは、チャラそうな彼の冗談としか思えないんだけどなぁ。
「いや、あれはただふざけてるだけだよ。あんなの」
私が笑って軽く否定したら、りっくんはムスッとしてさらに顔を近づけてくる。
「本気だったらどうすんだよ」
「ま、まさか~。そんなわけ……」
「だいたいお前は隙がありすぎんだよ。マカロンもらったくらいでホイホイその気になってやがるし」
「なっ……!」
ちょっと待って。何でマカロンもらったこと知ってるのかな。
っていうか、ホイホイって、いつ私がその気になってたっていうの。
「べつに、その気になんてなってないよ!」
ムッとして言い返したら、さらに険しい顔で言い返してくるりっくん。
「なってるだろ。実はまんざらでもなさそうだしな」
「ちょっ、なにそれ!そんなことないよっ!」
勝手に決めないでよ~!



