思いがけない発言に、一瞬固まる私。
「す、好きっぽい?」
どうしたんだろう急に。りっくんがまさかこんなことを言い出すなんて。
「うん。一応お前、今は俺の彼女ってことになってんだから」
「あ、うん……」
言われて自分の行動を振り返ってみると、確かに自分の態度は友達のころのままで、何も変わっていなかったかもしれないなんて思う。
りっくんはけっこう頑張って彼氏として振舞ってくれていたのに。私ったらちゃんと彼女のフリできてなかったかも……。
「ご、ごめんね。そうだよね。気を付ける」
私が反省したように謝ると、りっくんはふいにこちらを振り返って。
「なんか、俺ばっかり好きみたいじゃん」
切なげに目を伏せながら放たれたその言葉に、思わず心臓がドキッと音をたてた。
「えっ!」
「だからあんな奴に目つけられるんだろ」



