「うん、そっか。そうだよね。ごめん、辛いこと思い出させちゃって」 「いいよいいよ。いつかは乗り越えなきゃいけないことだしさ」 本当にそろそろ自分でも、前を向かなくちゃとは思ってるんだけどね。 「柚月も早く、新しい恋ができるといいね」 琴子がしみじみとした顔で言う。 私はそれに、笑顔で深くうなずいた。 . * .