挑発されてさすがに頭に来たのか、いつもより感情的になってるりっくん。思わずドキッとする。
そんな彼を見て、さらに挑発するような発言をする咲夜くん。
「おっと!やだなぁ、そんなにピリピリしないでよ。やだよね~、怒りっぽい彼氏なんて」
「……てめぇ」
「柚月、癒しが欲しくなったらいつでも俺のこと呼んでね」
咲夜くんはそう言うと、私の手をぎゅっと握って耳元に顔を寄せてくる。
「俺、本気だよ?」
「……っ」
私は戸惑いながらも何も言い返せない。
本気だなんて、咲夜くんは私のことからかってるのかな?
そしたら彼はすぐに手をパッと離すと、ニコニコ笑みを浮かべ、手をヒラヒラと振りながらその場を去っていった。
「じゃーねー!」
その瞬間思わずホッとしてしまう。
あーもう、なに今の。ビックリした。



