……あれ?今舌打ちしたの、もしかしてりっくん?
そんな時、急にポケットが軽くなったかと思えば、ボトッと何かが床に落ちる音がして。
「……あっ!」
どうやらポケットに突っ込んであった私のスマホが落っこちたみたい。
「バカ、何やってんだよ」
りっくんが呆れたように呟きながら私の頭をコツンと叩いてそのスマホを拾おうとする。
そしたらそこですかさず咲夜くんがパッとしゃがんで、りっくんが拾うよりも先にそのスマホを拾い上げた。
「はいどうぞ。柚月」
なんて、満面の笑みで手渡されて、それを受け取る私。
「あ、ありがとう」
「いいえ~。それより、大丈夫だった?」
「え?」
大丈夫って、何が?
「君の彼氏、叩くなんて意地悪だよねぇ~。痛くなかった?」
「へっ?」
「はぁっ!?」



