【完】俺がずっと、そばにいる。


その後、それぞれ自分たちの部屋に行き、荷物を片付けたりとバタバタしていたら、あっという間にお待ちかねの夕飯タイムになった。


しかも夕食はなんと、バイキングなのですべての料理が食べ放題だ。


沖縄の郷土料理をメインに、揚げ物から海の幸、そしてデザートまでたくさんの種類の料理がずらっと並べられていて、お腹がペコペコで今にも倒れそうだった私は、それを見た瞬間生き返ったかのように目をキラキラと輝かせながらはしゃいでいた。


「うっわ~!なにこれ、すごい!どれもおいしそうで何から食べようか迷っちゃう!」


食事のテーブルはグループ行動のメンバーと一緒に座ることになっていたので、琴子やりっくんとも一緒の席だ。


私がさっそく皿を持って料理のコーナーへ行き大好きな肉料理を片っ端からお皿に盛りつけていたら、その後ろからりっくんが現れて、私の皿を見ながら呆れたように呟いた。