「あのさぁ、もうすぐ私の誕生日じゃん?
だからさープレゼントってことで春樹くんのLINEがほちぃなぁ。」


は?なに言ってんのこいつ。


「は?自分で貰えばいいじゃない。」


結衣はどちらかと言うと積極的なタイプで、
街中で見かけたイケメンとかにも声をかけちゃうような子。


「だからーそれが出来ないから千尋に頼んでるんだよ」

「どういう意味よ」


「ほらぁ、春樹くんってさ超が付くほどのプレイボーイじゃん?だから取り巻きの女の子も多いわけよ」


そうだった。結衣の言う春樹くんとやらは、顔が良いらしくしかも超プレイボーイだとか何だとか…



「うんだから?」


結衣の言いたいことが分からない。


「もーう!だから、私が行くより千尋が行ったほうが反感をあまり買わないでしょ?」




つまりこいつ…私を女子たちの犠牲にさせようとしてるな。



「は?ヤダよ。変なことして下手にいじめられたくないし。」



「大丈夫だってー。学校1の美少女千尋にはみんななにも言えないよ」