虹色キャンバス

「お二人さ~ん。そろそろ時間ですよ~」

樋口に呼ばれ、僕たちはアトリエに戻った。


あのまま話を続けていたなら、たぶん彼女に質問していただろう。


なぜ裸婦のモデルをしているのか、と。


そんなことを考えながら彼女を見つめていると


後ろから山崎の声がした。


「見とれてると時間なくなるぞ~佐久間」


みんながクスクスと笑った。