身支度や朝食も済ませ、予定通りの時間に家を出た。
バスに乗ってたどり着いたのは、自宅からそう遠くもない場所にある野球場だ。
すでに応援スタンドにはたくさんの人たちがいて、休日ということもあってか、周りには同じ学校らしき見覚えのある人も多い。
「あっ! はすみん来たー!」
「こっちだよ~」
「佳柄、沙頼!」
耳に届いた声に反応して首を巡らすと、私服姿の佳柄と沙頼が大きく手を振っていた。
私も片手を挙げながら、ふたりのもとへ近づく。
「おはよ。晴れたねぇ、帽子かぶってきて正解だった」
「うん、私も」
沙頼の言葉に返事をしつつ、空いていた佳柄の右隣に腰を下ろした。
ここは、えっと、バッターの目線で見るから……一塁側の、席になるのかな?
野球場に来ることなんてめったにないから物珍しくて、ついあたりをきょろきょろと見回してしまう。
バスに乗ってたどり着いたのは、自宅からそう遠くもない場所にある野球場だ。
すでに応援スタンドにはたくさんの人たちがいて、休日ということもあってか、周りには同じ学校らしき見覚えのある人も多い。
「あっ! はすみん来たー!」
「こっちだよ~」
「佳柄、沙頼!」
耳に届いた声に反応して首を巡らすと、私服姿の佳柄と沙頼が大きく手を振っていた。
私も片手を挙げながら、ふたりのもとへ近づく。
「おはよ。晴れたねぇ、帽子かぶってきて正解だった」
「うん、私も」
沙頼の言葉に返事をしつつ、空いていた佳柄の右隣に腰を下ろした。
ここは、えっと、バッターの目線で見るから……一塁側の、席になるのかな?
野球場に来ることなんてめったにないから物珍しくて、ついあたりをきょろきょろと見回してしまう。