「黎君、雪遊びしよう」
「嫌だよ、寒いし」
「冬なんだから寒いのは当たり前だよ」
しようよ、と言って俺の腕を子供みたいに引っ張った。
「雪遊びって何するんだよ」
「雪だるま」
『雪だるま』。それを聞いて思い出すのはやっぱり十年前のことだった。志織ちゃんは覚えているのだろうか。
俺はコートと手袋、そしてマフラーを巻いて外に出た。
「嫌だよ、寒いし」
「冬なんだから寒いのは当たり前だよ」
しようよ、と言って俺の腕を子供みたいに引っ張った。
「雪遊びって何するんだよ」
「雪だるま」
『雪だるま』。それを聞いて思い出すのはやっぱり十年前のことだった。志織ちゃんは覚えているのだろうか。
俺はコートと手袋、そしてマフラーを巻いて外に出た。



