自然と唇を重ねる。やっと想いの通じたそのキスは甘くて、身体の芯まで震え上がりそうなほど甘美なものだった。恍惚となり、自分の身体じゃないみたいに蕩けそうだった。
「……ん」
鼻から抜ける自分の甘ったるい声にビクリとなる。そっと唇が離れると、石堂さんの艶めいた瞳とぶつかった。
「その顔、俺以外の男に見せるなよ、今、お前、最高にエロい顔してる」
石堂さんの息があがっている。そう思うと恥ずかしくて逃げ出したくなってしまう。
「あの、石堂さん、私からもひとつ質問していいですか?」
「なんだ」
「私がお見合いをした時、どうしてあのホテルにいるってわかったんですか?」
「それは……」
すると、石堂さんは少しバツが悪そうに困った表情になって目をそらす。
「それを聞いてどうする?」
「ただの偶然じゃないって知りたかっただけです……」
そう言うと、石堂さんは私の頭に手を載せた。
「……ん」
鼻から抜ける自分の甘ったるい声にビクリとなる。そっと唇が離れると、石堂さんの艶めいた瞳とぶつかった。
「その顔、俺以外の男に見せるなよ、今、お前、最高にエロい顔してる」
石堂さんの息があがっている。そう思うと恥ずかしくて逃げ出したくなってしまう。
「あの、石堂さん、私からもひとつ質問していいですか?」
「なんだ」
「私がお見合いをした時、どうしてあのホテルにいるってわかったんですか?」
「それは……」
すると、石堂さんは少しバツが悪そうに困った表情になって目をそらす。
「それを聞いてどうする?」
「ただの偶然じゃないって知りたかっただけです……」
そう言うと、石堂さんは私の頭に手を載せた。



