「よかった。里美は昔から自分のことより、他人のことを優先しちゃうところがあったから、そのくらい自分の気持ちに正直になれる人が見つかって、私も嬉しい。あ、ねぇ、今度里美のお店に行ってもいい? 私にコーヒー淹れてくれないかな?」
「もちろんだよ。あ! そうだ、私これから仕事だったんだ!」
積もり積もる話もあって、つい長話をしてしまった。エントランスを出たところで、水谷さんが自分を待っていてくれてくるのもすっかり忘れてしまうくらい。
「お姉ちゃん、今度ゆっくりまた話ししよう。なんせ二十年分だから」
「ふふ、楽しみにしてる。私はここで少しゆっくりしていく、里美に会えた余韻に浸ってね」
「もちろんだよ。あ! そうだ、私これから仕事だったんだ!」
積もり積もる話もあって、つい長話をしてしまった。エントランスを出たところで、水谷さんが自分を待っていてくれてくるのもすっかり忘れてしまうくらい。
「お姉ちゃん、今度ゆっくりまた話ししよう。なんせ二十年分だから」
「ふふ、楽しみにしてる。私はここで少しゆっくりしていく、里美に会えた余韻に浸ってね」



