私、それでもあなたが好きなんです!~悩みの種は好きな人~

――寒い。

寒くて寒くて、布団をすっぽりかぶっていてもガタガタと震えが止まらなかった。処方してもらった抗生剤と解熱剤を飲んでしばらくすると、薬が効き始めて少しは楽になった。けれど、効果が切れると再び朦朧としてなにもできなくなってしまう。

申し訳ない気持ちで店に電話を入れると、雅人さんが出た。雅人さんも“店のことは気にしなくていいから”と言ってくれたけれど、ちょうど外出していた石堂さんと話すことはできなかった。

石堂さんと話したい――。

話したい。ではなく、本当は声が聞きたいというのが本音だった。

口が悪くても、なんだかんだ言って私を見ていてくれる。そんな石堂さんに何とかして応えたかった。

私の馬鹿、肝心な時に――。

何か食べなくては。と思っても食欲もないし、ベッドから起き上がる気力もない。いつの間にか寝て、目が覚めてを繰り返し、あっという間に一日が終わろうとしていた。

だるい――。